年齢を重ねるにつれて感じるカラダの不安や悩みは誰でも思うことですね。
しかし、筋力や持久力、そして柔軟性・バランスなどの変化は、自分で自覚することが難しいです。
この加齢による体力の低下の中でも、こちらのページでは筋肉と骨について解説したいと思います。
筋力の低下
「サルコペニア」という言葉をご存知でしょうか?
サルコペニアとは、加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを指します。
2016年10月、国際疾病分類に「サルコペニア」が登録されたため、現在ではは疾患に位置付けられています。サルコペニアになると、歩く、立ち上がるなどの日常生活の基本的な動作に影響が生じ、介護が必要になったり、転倒しやすくなったります。
※公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」サルコペニアより引用
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/sarcopenia-about.html
65歳以上の高齢者の15%程度がサルコペニアに該当すると考えられており、500万人程度の方がサルコペニアになっていると推測されています。
筋肉(筋力)は下記の図の様に40歳〜50歳位から少しずつ減少し、70歳を超える頃から自覚症状を認めるようになります。
「最近、手足が細くなった」、「重たい荷物が持ちにくくなった」、「椅子から立ち上がりにくい」などの症状がある場合には、当ジムでの運動をおすすめします。筋肉は、何歳になっても運動と栄養により改善を期待することができるからです。
※公益財団法人長寿科学振興財団「健康長寿ネット」サルコペニアより引用
骨密度の低下
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)という言葉を聞いたことがあると思います。
骨粗しょう症とは、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨密度は女性の場合、18歳くらいでピークに達します。そののち40歳代半ばまでは、ほぼ一定を維持しますが、 50歳前後から低下していきます。
骨粗しょう症の主な原因は女性ホルモンの減少や加齢です。そのほか、栄養バランスの偏りや遺伝、生活習慣なども関係しています。
また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。 加齢とともに生じる生理的な変化は、ある程度やむ得ないことかもしれませんが、できるだけ若い頃から、食事や運動に気を配ることで骨密度の減少を抑えることはできます。
いいほね運営事務局(https://iihone.jp/cause.html)より引用
骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなる性質があります。運動や筋力トレーニングで身体を鍛えることで骨に刺激を与え、骨密度を増やすことにつながりますので、当ジムで筋力トレーニングを行うことをおすすめします。